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【徹底解説】これでもう迷わない!香典袋の正しい書き方まとめ!

香典袋の書き方

みなさんは香典袋の書き方について、何かを参考にしなくても正しく書く自信はありますか?

おそらく多くの人が「正しい書き方」はわからないけど、なんとなくこんな感じだよね?と、なんとなく書かれているのではないでしょうか。

実際、正しい書き方をしようと思うと、お葬式の宗教・宗派などによっても書き方が変わるため、毎回正しい書き方をするのは難しいものです。

そこで、今回の記事では宗教によって書き方の違う表書きから、中袋の書き方まで、この記事を見れば全て丸わかり!保存版として使える内容にまとめています!

ご参考になれば是非ブックマークなどに保存して活用してくださいね。

香典袋には「表書き」「名前」「金額」「住所」を書く

まずは香典袋の書き方の基本を押さえておきましょう。

香典袋には、受け取ったご遺族の方が「なんのためのお金」を「どこの」「誰から」「いくら」もらったのかがわかるように、必要な情報を書きます。

極端な話、多少の書き方を間違えていてもこの情報さえわかるように書いてあれば、受け取ったご遺族の方が後で困ることはありません。

なぜ書き方の形式が決まっているのか

お葬式やお通夜ではたくさんの方が参列し、いただく香典の数が多くなることもあります。一つ一つの香典の書き方が異なっていると、後で帳簿(香典帳)を作成するときに、どこに何が書いてあるのか判断する手間が必要です。そのため、ご遺族の負担を少しでも減らすという目的から、決められた位置に決められたことを書くというマナーを守ることが大切です。

【一覧表】表書きの書き方

表書きとは、香典袋の外袋(主に短冊)に書いてある「御霊前」や「御仏前」といった、包まれたお金がなんのお金かを記したものです。

この表書きは宗教や宗派、香典を贈るタイミングによっても異なるので、香典を包むときに一番頭を悩ませるポイントでもあります。

宗教 四十九日以前 四十九日以降
仏教 御霊前 御仏前
仏教
(浄土真宗、真宗大谷派、曹洞宗)
御仏前
キリスト教(カトリック) 御花料
御ミサ料
御霊前
キリスト教(プロテスタント) 献花料
御花料
忌慰料
神式 御神前
御玉串料
御榊料
御神前
御玉串料
無宗教、宗派が分からない場合 御霊前
御香典
御仏前
御香典
宗教ごとの表書き一覧

表書きをどのように書けばいいのか悩んだ時は、上記の一覧表をご参考にしてください。また、汎用性の高い書き方として「御霊前」「御香典」という書き方も覚えておきましょう。

最近の市販されている香典袋では、すでに表書きが印刷されているものや、複数種類の短冊として同封されているものをあります。使用用途に合った香典袋を購入するようにしてください。

もしご自身で表書きを書くときは、薄墨の筆ペンを用意します。

表書きの書き方や選び方について、参考になる別記事を下記にまとめましたので、こちらも併せてご覧ください。

名前の書き方

香典袋_外袋(名前)_書き方
香典袋ー名前の書き方

香典を贈るときは「誰からの香典」かわかるように、自分の名前を書きます。初めて香典を贈るときは、故人の名前を書きそうになってしまうこともありますが、間違えないようにしましょう。

基本的に香典は世帯ごとに包むので、名前は世帯の代表者一名の名前を書くのが基本です。場合によって夫婦として包み、妻の名前も書くことがありますが、その場合は夫の名前の横に書くようにしてください。

※基本的には夫婦で包むときに妻の名前は不要で、夫の名前だけを書けば問題ありません。
参照:「夫婦連名で香典を出す時の金額相場は?書き方から渡す時のマナーまで」

名前の書き方_夫婦連名
香典袋ー名前の書き方(夫婦連名)

また、会社関係や友人関係(サークルなど)の場合、何人かで一つの香典を包む「連名」という方法で贈る場合もあります。

人数によっては外袋に書ききれない事がありますので、そのようなときは代表者の名前と「他〇〇名」と書くようにしましょう。

名前の書き方_連名_短冊2名
3名以下で書き切れる場合
名前の書き方_連名_3名
書ききれない場合

金額の書き方

香典袋_中袋_表側(金額)_書き方
香典袋ー金額の書き方

香典返しは香典の三分の一程度のものを用意すると言われているので、ご遺族の方はいただいた金額を把握しておく必要があります。そのため、金額はご遺族の方にわかりやすく書くようにしてください。

金額を書くときには、次の注意点を守るようにしましょう。

  • 金額は包んだ香典の合計を記入する(連名の場合)
  • 改ざんしにくい文字を使用する(旧漢字)
  • 桁数を改ざんできないように最初と最後に文字を足す(金,圓など)
  • 記入欄が設けられているときは記入欄に従って書く

金額を書くときに旧漢字については、普段かき慣れない漢字なのでなかなか思い出すことができませんよね。そんな時は下記の一覧表をご参考にしてください。

金額大字(旧漢字)
3,000円金参圓也
5,000円金伍
10,000円金壱萬
30,000円金参
50,000円金伍
100,000円金拾
香典のよくある金額と大字での書き方

金額を書く場所は?

金額を書く場所については、中袋があるかないかによって変わります。中袋がある場合は「中袋の表面中央」に、ない場合は「外袋の裏面左下」に書くようにしましょう。

香典袋_中袋_表側(金額)_書き方
中袋がある
香典袋(外袋)_裏側_書き方
中袋がない

住所の書き方

香典袋_中袋の裏側_書き方
住所の書き方

ご遺族の方が後から香典返しを贈る場合や、お礼状、法事のお知らせなどを送る時に住所が必要になります。基本的には中袋の裏面左側に名前と一緒に住所を書きましょう。もし中袋がないときは、外袋の裏面左下に書きます。

また、連名で包む場合、代表者一人の住所ではなく香典を出したすべての人の住所を記入してください。

三人以下であれば書き切ることができますが、それ以上の人数の場合はどうしても住所を書くスペースが足りなくなります。そのような場合はA4のコピー用紙などの別紙を用意し、そこに「団体名」とそれぞれの「住所」「名前」「金額」を書いて同封してください。

別紙の書き方については「【テンプレート付】3名以上の連名は別紙を用意!香典の中袋に入れる別紙の書き方」で詳しく解説しています。

表書きや名前は薄墨の筆(もしくは筆ペン)で書くのがマナーですが、住所や金額については読みやすさを重視して、黒の筆や筆ペン、もしくはサインペンで書いても問題ありません。また、別紙については印刷したものを用意することもできますので、ご遺族の方が読みやすくなるように準備をしましょう。

具体的な書き方(書く場所)を画像付きでご説明

ここまで書き方について簡単にご説明してきましたが、ここからはよりわかりやすく画像付きでご説明していきますので、手っ取り早く書き方が知りたい!という方は画像をご参考にしてください。

中袋があるものとないものの違いは?

中袋の「ある」「なし」は包む香典の金額の違いや、地域性による違いがあります。必ずしもどちらかが間違いになるというわけではありませんが、地域性の問題がないときは中袋のある香典袋を使っておいた方が安心です。

中袋が「ある」香典袋の書き方

香典袋の書き方
中袋がある時の香典袋の書き方

中袋があるときは上記の画像のように記入します。書き方や書く内容についても画像を見てもらえれば一目瞭然ですね。

市販の香典袋の場合、最近ではほとんどの中袋に金額や住所の記入欄が設けられているので、その場合は画像通りではなく記入欄に沿って記入するようにしてください。

金額については横書きで記入する場合は算用数字や漢数字で記入しても問題ありませんが、最低限桁数の改ざんはできないように、「金,円」や「¥,-」などを使うようにしましょう。

中袋が「ない」香典袋の書き方

香典袋(外袋)_表裏_書き方
中袋がない時の香典袋の書き方

市販の香典袋の中でも「〜10,000円用」と書かれた、少額用の香典袋の場合は中袋がないものが多くあります。そのような場合は上記画像のように、外袋にすべてを記入します。

この時も中袋と同様で、記入欄がある場合は記入欄に沿って記入するようにしてください。

外袋を書く時のポイントと注意点

書く場所と書く内容がわかったところで、次は書き方に関する注意点を見ていきましょう。

あまり細かいことは気にしなくてもいい。という風潮になりつつありますが、故人への思いは細かい気配りを通してご遺族に伝わることもあります。

できることなら細かいマナーや注意点にも気を使うようにしましょう。

薄墨の筆ペンの準備

外袋に記入する「表書き」と「名前」は薄墨の筆(もしくは筆ペン)で書くのがマナー。諸説ありますが、墨をする時間がないほど急だった。悲しみの涙で墨の色が薄れてしまった。という表現のために薄墨を用いると言われています。

現代では「墨をする」という習慣がなく、薄墨を用意するのが難しいので、市販の「弔事用の筆ペン」などを用意するようにしましょう。

筆ペンにもさまざまな種類がありますが、筆に慣れていない方の場合は、サインペンに近い書き心地のものを用意すると、慣れない筆ペンでもいつも通りの文字で書きやすくなります。

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宗教のチェック(表書き)

宗教・宗派によって使える表書きの種類が変わります。特に仏教の場合は宗派によって「御霊前」が使えないこともありますので、注意が必要です。

故人が信仰していた宗教・宗派がはっきりとわかる場合は、適した表書きを用意してください。

また、宗教や宗派を知っておくことは、表書きの種類だけではなく、お葬式の時のマナーをあらかじめ確認することにもなります。

ほとんどの場合はお葬式の案内状(訃報メールなど)に記載されているので、忘れずに確認しましょう。どうしてもわからない場合は喪主や担当の葬儀社に直接確認する方法もあります。

短冊があるか

香典袋を購入する時には、短冊がついているかどうかをチェックしておきましょう。

短冊とは外袋表側の中央にある縦長の紙のことで、表書きや名前を書くのに使います。この短冊は使わなくてもいいものですが、短冊があることで表書きや名前を書き直すことができるので、できれば短冊付きのものを選んでください。

もし短冊がない香典袋を使う場合や、同封されていた短冊では足りなかった場合(書き間違えが多かった場合)は、自分で自作することもできます。

最近では短冊を印刷して用意することも多くなってきているので、テンプレートなどを探して活用するのもいいでしょう。

中袋を書く時のポイントと注意点

中袋を書くときに気をつけるべきポイントは「中袋単体でも情報がわかる」ことと「読みやすさ」の二つ。

香典は持参する時までは外袋に包まれていますが、実際にご遺族の手に渡ってからは外袋と中袋が別々になってしまうこともあります。

そのため、中袋に何も書いてないと、誰からの香典なのかわからなくなってしまうこともあります。

薄墨ではなく普通の墨で書く

外袋は悲しみを表現するために薄墨の筆(もしくは筆ペン)で書くのがマナーですが、中袋の場合は情報を正しく読めることが重要になるため、通常の濃さの黒で記入しましょう。

また、記入する文字が細かい文字になるので、筆や筆ペンで書くのが難しい場合は、黒のサインペンで書いても大丈夫です。

ここで大切なことは「読みやすこと」です。

受け取ったご遺族の方が、住所や金額、名前などを把握しやすいようにしておきましょう。

読みやすい丁寧な字で

文字の上手い下手は人それぞれあるので、いきなり綺麗な字で書くことは難しいかもしれません。

ですが、読みやすい丁寧な字で書くことは誰にでも出来ること。

参列する前に車の中で慌てて用意するのではなく、自宅の机など丁寧に書ける環境で、読みやすい文字になるように書きましょう。

走り書きや雑に書くのではなく、一文字一文字丁寧に書くだけで、気持ちは自然に相手に伝わります。

記入欄があれば記入欄にしたがう

市販の香典袋にはあらかじめ記入欄が設けられていることがほとんどです。

金額や住所、名前など、すべての記入欄が設けられていることもあるので、その場合は記入欄に従うようにしましょう。

書き方がわからない場合は、購入する時にあらかじめ記入欄があるものを選んでおくのもいいですね。

中袋がない時は代用も考える

中袋がない香典袋をそのまま使うことは、マナー違反になるわけではありませんが、包む金額が一万円以上の高額になる場合は中袋があったほうが良いことがほとんどです。

高額用の香典袋の場合は、中袋が付属していると思いますが、万が一付属していない場合や、中袋を書き間違えてしまった場合などは、コピー用紙や半紙などで中袋を代用することも検討してみましょう。

もちろん、白い無地の封筒が手元にあれば、封筒で代用することも可能です。その場合は、封筒が二重封筒になっていないか必ず確認してください。

一重封筒
代用できる一重の封筒
二重封筒
代用できない二重封筒

白い無地の封筒は、中身が透けないように二重になっている封筒があります。給料を入れたり、正式な書類を入れる時に使う封筒です。

お葬式などの弔事の場面では、二重になっていることは「不幸が重なる」という意味を持たせてしまうため、中袋の代用として使うことはできません。

包む紙を用意

今回は一般家庭にも多くある「半紙」を使って包みます。半紙は書道で使うもので大丈夫なので、小中学生のお子様がいる家庭であれば、授業で使っている半紙を使ってください。

コピー用紙の場合はA4サイズがお勧め

コピー用紙で代用する場合、サイズはお札が包めるサイズであればなんでも大丈夫ですが、A4サイズかB4サイズの用紙だと半紙と同じように包む事ができます。もしコピー用紙がなければ、コンビニのコピー機で白黒の空コピーをすれば10円で手に入れる事ができます。

半紙にお札をおき右端を約3.5cmを残して斜めに折る
中袋なし_コピー用紙代用_1
中袋なし_コピー用紙代用_2

画像は半紙での包み方を解説していますので、3.5cmを残すことで仕上がりがとても綺麗な仕上がりになります。

この3.5cmはあくまでも目安で、多少前後してもきちんと包むことはできますので、コピー用紙で代用する場合などはあまり気にせずに折り進めてください。

お札を折り目の下に入れお札の左右を閉じるように折る
中袋代用_コピー用紙_3
中袋なし_コピー用紙代用_4

お札の向きに注意しながらお札を入れ、左右を谷折りで折り返します。左右を折り返したら右下方向に2回谷折りにしてお札が落ちないように包みます。

完成
中袋代用_コピー用紙の完成形(綺麗な時)
綺麗に包めたとき

折り終わったときに、表面の右下に三角形があり、左側がはみ出していなければ綺麗に包めています。多少のずれがあっても問題ありませんが、最初の一回目を折るときに3.5cmを意識すると、左側のはみだしもなく綺麗に包む事ができます。

綺麗に包めなかったとき

半紙の場合は最初の3.5cmを意識していただくと綺麗に包む事ができますが、失敗例は下の写真のように左と右下に少しはみ出した部分ができます。

この状態でも特に問題はありませんが、せっかくなら綺麗に包めるように、半紙であれば3.5cmを意識するようにしてみてください。

中袋代用_コピー用紙(汚い時)
綺麗に包めていないとき

香典の相場と渡す時のマナー

香典袋の正しい書き方に合わせて、香典の金額相場や包み方、渡し方についてもチェックしてみましょう。

香典の包み方

香典を包むときは、次のポイントに注意しましょう。

  • お札は新札・ピン札を避け、汚れや折れがひどくないものを使う
  • お札の向きは揃える
  • 外袋と中袋の向きを揃える
  • お札の人物が表から見て裏側、下側になるように包む
お札の人物が中袋の裏側になるように中袋に入れる
お札の入れ方_中袋

複数枚のお札を入れるときは、お札同士の向きがバラバラにならないよう、きちんとお札の向きを揃えてから中袋に入れるようにします。

人物の上下についてはどちらでも問題ないとされていますが、人物が下に来るように入れるのが多くの地域の風習となっています。

STEP.2
中袋と外袋の表裏を合わせて包む
お札の入れ方_外袋に中袋を入れる

外袋に中袋を入れるときは、外袋を水引から全て外すのではなく、上下どちらかだけを滑らせるようにして水引から外します。こうすることで、後で水引に戻すときに戻しやすくなります。

中袋を入れるときは、外袋と中袋の表裏が一緒になるようにしてください。

STEP.3
外袋の上側が上に重なるようにして水引に戻す
お札の入れ方_外袋の裏側

外袋の裏側を見たときに、折り返されている重なりが上から下向きになるようにして水引に戻します。下から上に向くように重ねてしまうと、結婚式などのご祝儀用の包み方になるので注意しましょう。

香典袋へのお札の入れ方については「【解説画像付】香典のお札の正しい入れ方は?中袋の使い方を徹底解説」の記事で詳しくご紹介しています。

香典の金額相場

香典の金額は自分の年齢と故人との関係性によって、ある程度の相場が決まっています。

ただし、周りの人とかけ離れた香典を包んでしまうことや、多すぎる金額を包むことはご遺族の方の負担になることもあるので注意が必要です。

下記の相場表などを参考にしながら、できるだけ一緒に参列する方と金額を揃えるようにしましょう。

故人との関係20代30代40代50~
両親3万円 ~ 10万円5万円 ~ 10万円5万円 ~ 10万円10万円
祖父母1万円1万円 ~ 3万円3万円 ~ 5万円5万円
兄弟・姉妹3万円5万円5万円5万円
叔父・叔母1万円1万円 ~ 3万円3万円3万円
その他親戚5千円5千円 ~ 1万円1万円1万円
友人・知人5千円5千円 ~ 1万円5千円 ~ 1万円1万円
上司5千円5千円 ~ 1万円1万円1万円
同僚5千円5千円 ~ 1万円1万円1万円
年齢を考慮したお葬式の香典相場

香典を渡す時のマナー

最近ではお通夜もお葬式も斎場で行われることがほとんどですので、参列する時には受付で香典を渡すのが一般的です。

香典を渡すときは変に緊張しすぎるのも良くありませんが、最低限のマナーは身につけておきましょう。

  1. 袱紗が左向きに開けられるように右手の上に乗せる
  2. 左手で袱紗を順番に開き、開いた部分は垂らしたままにせず袱紗の下に入るように折り返す
  3. 袱紗を出したら表書き(名前)が相手側に向くように反時計回りで向きを変えて渡す
必ず袱紗に入れて持参する

香典を持参する時には、必ず袱紗に入れて持参してください。香典袋のまま持参したり、汚れないようにと購入した時のビニール袋に入れて持参するのはNGです。

袱紗の選び方や使い方など、袱紗に関する記事もございますので、下記のリストを合わせてご参考にしてください。

香典の書き方に関するよくある質問

香典袋には誰の名前を書けば良いですか?
基本的にはお葬式やお通夜に参列されるご本人の名前を記入します。
夫婦で包む場合は、夫の名前だけを書くか、左側に妻の名前だけ(もしくは内)を追加して記入します。
香典袋に記入欄があるのですが、金額は中袋の表側に書きますか?
市販の香典袋にはあらかじめ記入欄が設けられているものも多く、金額の記入欄が外袋の裏側にあるものもあります。そういった香典袋を購入された際は、記入欄に従って書くようにしましょう。
金額は必ず大字(旧漢字)で書かなければいけませんか?
金額を旧漢字で書くのは、改ざんを防止する目的があります。そのため、改ざんしにくい状態(例えば記入欄が設けられている場合など)であれば、旧漢字を使わなくても問題ありません。最低限、桁数の改ざんができにくいように、金額の最初と最後には「金、円」などを記入しておきましょう。
連盟の人数が多すぎて住所や名前が書ききれません。
連名で包む場合、外袋の名前は「代表者 + 他〇〇名」と省略することができます。また、中袋の住所などについては、別紙にまとめて記述することで、ご遺族の方にとってもわかりやすくなります。

まとめ

今回は香典袋の書き方についてまとめていきましたが、いかがだったでしょうか?

お葬式は頻繁にあるものでもないので、一度覚えたつもりでいても、いざ書く時には書き方を忘れてしまっていることも多いですよね。

今の時代、必要な情報はすぐに手に入る時代ですので、無理に覚える必要はありません。今回の記事のようなまとめ記事をブックマークしておいて、必要な時に参考にしてみてくださいね。

  • 外袋には表書き・名前(薄墨を使う)
  • 宗教がわからないときの表書きは「御霊前」もしくは「御香典」が無難
  • 中袋には金額・住所・名前(中袋がないときは外袋に金額と住所)
  • 記入欄があるときは記入欄に従う

最低限上記の4つのポイントを押さえておきましょう!